レースカーテンって全部同じに見える?実はいろいろあるんです【窓コラム】
「レースカーテンって、そんなに違いあるの?」
実は、あるんです。しかもけっこう大きく。
たとえば、朝の光の入り方。
外からの視線が気になるとき。
部屋の印象を“やわらかく”見せたいとき。
一見どれも似たように見える白いレースカーテンですが、選び方次第で居心地も快適さも変わってくるんです。
今回は、「意外と奥が深い」レースカーテンの世界を、実際の選び方ポイントを交えてご紹介します。
「レース」って本当は“編み物”? シアーカーテンとの違い
「レースカーテン」と聞くと、白くて透ける薄手のカーテンを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
でも実は、「レース」とは本来“編み物”のこと。
それに対して、**ボイルやオーガンジーのように“織り”で作られた薄手のカーテンは、正しくは「シアーカーテン」**と呼ばれます。
とはいえ、インテリア業界でも「レースカーテン」という名称が一般化しており、
この記事でも便宜上「レースカーテン」としてご紹介しています。
たとえば、ボイル生地はすっきりとした透け感が魅力ですが、実は編み物ではなく織物。
それでも多くのお客様が「レースカーテン」として選ばれているのが現状です。
見えすぎない、がちょうどいい?最近の選ばれ方
一昔前は、オーガンジーのように透け感の強い素材が人気でした。
しかし近年は、プライバシーの確保を重視した「あまり透けない」タイプのレースカーテンが支持を集めています。
ミラーレースや遮像タイプなど、外からの視線を遮りつつ、室内からは光をしっかり取り込める工夫がされた生地も増えています。
「薄くて軽やかだけど、外からは見えにくい」
そんな“ちょうどいい透け感”が、今の暮らしにフィットしているのかもしれません。

レースカーテンの選び方、4つのポイント
1.光とプライバシーのバランス
レースカーテンは「光を取り込む」役割だけでなく、「視線を遮る」役割も果たします。
特に気をつけたいのが、昼と夜で“見え方”が逆転すること。
昼間は外から中が見えにくくても、夜は照明の影響で室内が透けてしまうことがあります。
プライバシーを重視する方には、ミラーレースや遮像レースなどの機能性レースがおすすめです。

「透けにくいのに明るい」「昼も夜も見えにくい」などの優れた機能性が特徴
2.光のデザインを楽しむ
同じ白いカーテンでも、生地の織り方や厚みによって光の入り方がまったく違います。
- やわらかく広がる光:細かい織りのナチュラル系レース
- シャープでモダンな印象:ラインが入ったボイルタイプ
- 光の陰影を楽しむ:刺繍や柄入りのレース
カーテン越しの光は、お部屋の“空気感”をつくる演出のひとつです。

光が入ると、柄の部分と透ける部分で陰影ができるため、
「カーテン越しの光」そのものがアートのような表情を演出します。
3. 外からの見た目も意識してみる
実は、レースカーテンは家の外観にも影響します。
昼間、窓辺に見えるのはレースの面がほとんど。
外から見たときの印象も含めて、色味や素材感を選んでみると満足度がグッと上がります。
4. 見た目以上の“高機能”
近年は、見た目だけでなく機能性を備えたレースカーテンも増えています。
- UVカットで家具や床の日焼けを防止
- 遮熱・断熱効果で省エネ・快適に
- 防炎加工で安心感アップ(特に集合住宅や施設に人気)
見た目はシンプルでも、暮らしに寄り添う機能性が詰まったレースカーテンがたくさんあります。

川島織物セルコンのFELTAは全点防炎品で、高機能かつカーテンとして縫製した時の美しさがエレガントな質感のシアーが多いことが特徴です。
光を通すけど、奥が深いーそれがレースカーテン
レースカーテンは、“白くてなんとなく掛けておくもの”ではありません。
お部屋の印象も、光の表情も、居心地も左右する暮らしの名脇役です。
「今あるレース、なんとなく選んでいたかも」
そう思った方は、ぜひ一度ヴェスタショップで“レースの世界”を体感してみてください。
ヴェスタショップでは、国内外の豊富なレースカーテンを取り揃えています。
お気に入りの一枚がきっと見つかるはずです。