フランクフルト|番外編【窓コラム】
フランクフルトに来たのだから、ゴシック建築の大聖堂は是非訪れたいところです。ケルン大聖堂と比べると地味ではありますが、祈りの空間としての神聖な雰囲気。しばし沈黙。大聖堂を出てしばらくすると、大きな垂れ幕にジャコメッティ?!もう、吸い込まれるように入場しました。大聖堂のすぐそばにあるシルン美術館です。
企画展らしく、ジャコメッティとブルース・ナウマンの展覧会が開催されていました。アルベルト・ジャコメッティをまとめて見れる絶好の機会。何故ブルース・ナウマンとなのか、全くわかりませんがとにかくジャコメッティは素晴らしかったです。限られた時間でしたので、最終日にシュテーデル美術館と建築美術館に行きました。シュテーデル美術館は、中世から現代まで幅広く網羅した素晴らしい美術館です。この美術館で絶対にはずせないのは、フェルメールの『地理学者』。2011年に来日したときは、すごい行列でした。なのに、ここではたったひとりで堪能できます。それだけでも、幸運(貸出されてなくて本当によかった)ですが、この美術館にはファン・エイクやボッティチェリ、ベロッキオにハンマースホイ、セガンティーニもあり、短時間ではありましたがとても良い時間を過ごすことができました。シュテーデル美術館から程近い建築美術館では、古い時代の模型(中世から近代まで)があったり、最新のコンペ結果などもあって結構マニアックな美術館でした。フランクフルトはヨーロッパならではの古い建築と最新の高層ビルがあるハイブリッドな街。冬は本当に寒いので、観光なら夏。もしくは、クリスマスマーケット時期がおすすめです(行ってませんが)。