【北欧デザインの巨匠】アルヴァ・アアルトに学ぶ、心地よい暮らしと窓辺のあり方

こんにちは、ヴェスタショップです。 2025年も残すところあとわずかとなりました。皆様にとって今年はどのような一年でしたか?

本日は、少し時計の針を戻して、以前東京ステーションギャラリーで開催された「アルヴァ・アアルト展」を振り返りながら、今なお色褪せない北欧デザインの魅力と、現代のインテリアに活かせるヒントをプロの視点でお話ししたいと思います。

パイミオチェア&スツール60
パイミオチェア&スツール60

1. 人々の暮らしを豊かにする「人間本位」のデザイン

アルヴァ・アアルトといえば、日本では家具やプロダクトのデザインで有名ですが、母国フィンランドでは国を代表する巨匠建築家です。

彼の仕事は、個人邸宅から公共建築まで幅広く、建築に合わせて家具、壁面タイル、ドアノブ、照明、テキスタイルまで、空間に関わるあらゆるものをデザインしました。

アアルトの考えの根底にあるのは、「人々の暮らしをより豊かにしたい」という純粋な発想です。フィンランドの豊かな自然の中に見出した有機的なフォルム(曲線)を、実際の設計やデザインに落とし込んでいます。

2. 光と影をデザインしたパイミオのサナトリウム

当時の展覧会で特に印象的だったのは、パイミオのサナトリウム(療養所)の病室再現です。森の中に建つこの建物は、アアルト初期の傑作。

病室に差し込む柔らかな光、使う人の手に馴染むドアノブ……。そこには「癒やしの空間」を作るための細やかな配慮が詰まっていました。私たちヴェスタショップがカーテンをご提案する際も、単なる目隠しではなく、「光をどう取り込み、安らげる空間を作るか」を最も大切にしています。アアルトの思想は、まさに私たちの仕事の原点とも言えるものです。

また、妻であり共同経営者でもあったアイノ・アアルトの存在も忘れてはいけません。彼女の繊細な色彩感覚や生活者としての視点が、アアルトのデザインに温かみと実用性を与えていたことが、当時の展示からも強く伝わってきました。

3. 現代の窓辺に、アアルトの精神を取り入れる

アアルトが愛した「有機的な幾何学模様」や「自然素材の温もり」。それを現代の日本の住まいで表現するなら、ぜひおすすめしたいテキスタイルがあります。

それが、フジエテキスタイルの「STORY」シリーズ(FA3550 / FA3560 / FA3570)です。

この生地は、グラフィックデザイナー・小林一毅氏とのコラボレーションにより生まれました。

  • 手仕事のゆらぎ: デザイナーの手によって描かれた図案をもとに、職人がハンドプリントで仕上げています。規則的な幾何学模様の中にある「奥行き」や「手書きの質感」は、アアルトの代表的な柄(SIENAなど)に通じる温かみを感じさせます。
  • こだわりの素材感: 綿麻のベースクロスを使用しており、工芸的な趣とモダンさが同居しています。
  • 生活に寄り添う色彩: インテリアに馴染むよう計算された配色は、カーテンとしてはもちろん、クッションなどのソフトファニシングとして取り入れるのも素敵です。
FA3560:デザイナーが描いた反復パターンの美しさ。綿麻のベース生地にハンドプリントで仕上げた「手仕事」の奥行きが、窓辺にモダンなリズムを与えます。

アアルトが提唱した「芸術と生活の融合」は、こうした質の高いテキスタイルを日常に取り入れることから始まります。

4. 時代を超えて愛されるもの

2019年の展覧会から月日は流れましたが、アアルトが大切にした「自然への敬意」や「使う人への優しさ」は、2025年の今、より一層求められているように感じます。

流行に左右されるのではなく、10年、20年と使い込むほどに愛着がわく。そんな窓辺づくりを、これからもプロの視点でお手伝いしていきたいと思っております。