カーテンと窓の隙間から光漏れする場合の対処法【豆知識】

光漏れ気になりますよね?

窓やカーテンの隙間から光が漏れると、朝早くに目が覚めてしまう、夜には外部からの明かりが気になることがあります。ここでは、その問題に対処するためのいくつかの方法をご紹介します。

カーテンでできる光漏れ基本対処法

カーテンは窓との間にある程度の間隔が必要です。窓に生地が接すると結露によりカビが発生してしまいます。そのため、カーテンの上部・下部・両側から光が漏れます。光漏れを軽減するには窓を大きめに覆うことが有効です。また、光漏れ対策は同時に寒さ対策にもなります。

一番気になる下部からの光漏れ対策

これは気になります

通常オーダーカーテンでは、腰窓の場合は窓枠よりも15㎝程度長く、掃き出し窓の場合は床から1㎝程度短くして床に着かないように製作しますが、敢えて床に着く『ブレイクダスタイル』という仕様があります。海外インテリア画像ではよく見るスタイルです。カーテンが床に着くことで、下からの光漏れはありませんし、寒さ対策にもなります。

ヴェスタショップでもブレイクスタイルを展示しています

ブレイクスタイルは、リネンカーテンなど伸び縮みする場合に提案することが多いです。理由は通常の1㎝上げで設置して、伸びた時に中途半端に床に着いてしまう。また、縮んだ時に短くなりすぎるということをブレイクスタイルにして見た目の変化による違和感を吸収するためです。

エレガントなスタイルになります

ブレイクスタイルはエレガントなスタイルですが、生地が床についているのでお掃除をまめにしていただくことが必要になります。

上部の光漏れ対策

カーテンボックスがある場合は上部からの光漏れはありませんが、窓にカーテンレールを正面付けにする場合は上部が開いていますので何らかの方法で対応することが求められることがあります。

1.後付けカーテンボックスを取り付ける

カーテンボックスがない窓には後付けのカーテンボックスを取り付けることが有効です。ボックスとカーテンレールが一体化しているタイプや窓枠に取り付けられるバランスタイプのものもあります。

ノイボックスカバートップセット

ノイボックスは天然木を使用したウッドバランスです。機能性カーテンレールにノイボックスを付けることでカーテンの吊り元を隠すことができ、カバートップ仕様にすることで遮光性・断熱性を高めます。上質な天然木はワンランク上の窓辺を実現してくれます。

2.カーテンレールにカバートップをつける

エリートカバートップ

カーテンレールの中にはカバートップを取り付けができるタイプのものがあります。ダブルの機能性カーテンレールで両サイドにキャップが付けられるタイプはカバートップ仕様にすることが可能です。また、後付けも可能です。カバートップがあると、光漏れを抑えるのはもちろんですがホコリも付きにくいです。

両サイドの光漏れ対策

リターン縫製

両サイドはリターン付き縫製をすることで両サイドを塞ぐことができます。リターン縫製とは、厚地のカーテンをレールに対してコの字型に覆うように掛ける仕様です。通常カーテンは窓と並行になっているのでどうしても窓面とカーテンの距離があって隙間ができてしまいます。リターンはそれを解消する仕様なのです。

リターンマグネット

リターン仕様でサイドからの光漏れも抑えられる

リターンマグネットを取り付けることで、カーテンを壁面にピッタリ納めることができます。リターンカーテンの意匠性・遮蔽性が向上します。

リターンマグネットで隙間なくカーテンが納まります

カーテン以外の光漏れ対策

1.ロールスクルーンのサイドフレーム・トップフレーム

フレーム仕様はホテル客室で採用されてることが多い

遮光タイプのロールスクリーンを正面付けにするとカーテンと同様、両サイドの光漏れも懸念されます。ニチベイにはサイドフレーム・トップフレーム仕様があります。フレームが設置されることで左右・上部からの隙間からの光漏れを低減することができます。ホテルの客室など高い遮光性能が求められる窓で採用されることが多いです。

フレーム仕様は閉めると遮蔽性が高い

お気軽にご相談ください

ヴェスタショップではカーテンに関するご相談を承っております。カーテン選びにお悩みならお気軽にご相談ください。

2.プリーツスクリーンのサーモブロックタイプ

遮光性・断熱性共に高い

ハニカムスクリーンという生地が蜂の巣のようなハニカム構造のスクリーンがあります。こちらは中空構造で高い断熱性能の製品なのですが、遮光生地タイプもあり、さらに「サーモブロックタイプ」があります。サーモブロックタイプはロールスクルーンのフレームと同様でハニカムスクリーンL型のフレームで空気の流入出を軽減するためのものですが、もちろん光漏れ対策にも効果を発揮します。

遮光性アップの方法

夜勤などがあって日中に休まれるという場合や特に日当たりが良くて眩しい窓の場合は、遮光カーテンなのに意外と光を通すということがあります。

遮光性能の高い生地の選択

窓の設置環境によっては遮光性能の高い遮光1級の生地を選ぶことをおすすめします。しかし、気に入った生地が遮光でない場合もあると思います。その場合は遮光裏地仕様をおすすめします。

遮光カーテンについて、詳しくはこちらのブログも合わせてご覧ください。

お気軽にご相談ください

ヴェスタショップではカーテンに関するご相談を承っております。カーテン選びにお悩みならお気軽にご相談ください。

合わせて技で遮光性能アップ

既に使っているカーテンの遮光性能を強化するなら、後付け裏地というものがございます。今お使いのカーテンについているフックに裏地を引掛けることでドレープに簡単に遮光性能をアップすることが可能です。

他には、正面付けのカーテンはそのままで窓枠内に遮光のロールスクリーンやブラインドなどを追加で設置するという合わせ技もあります。

枠内に遮光ロールスクルーンのフレーム仕様+手前にシアー

両開きカーテンの中央召し合わせ部分の光漏れを塞ぐにはマグネットランナーや交差ランナー、交差レールも有効です。これらの仕様はホテルの客室でよく見られる設えです。

ホテル客室では交差レールが多い

まとめ

光漏れを防ぐ方法は色々あります。窓の設置状況にあった製品や設置方法を選ぶことや、現状にプラスすることでより遮光性を高めるという方法もあります。光漏れを抑えることは同時に寒さ対策にもなりますので、今遮光性・断熱性でお悩みでしたらヴェスタショップまでお気軽にご相談ください。お見積りは無料です。