リビングのカーテン選び|レース・ドレープ・家具との合わせ方

新築やリフォームでリビングのカーテンを選ぶとき、色や柄だけでなく、昼と夜の見え方、家具とのバランス、使いやすさまで考えておくと選びやすくなります。

リビングは家族が長く過ごし、来客を迎えることも多い場所です。日中はレースカーテンが目に入りやすく、夜はドレープカーテンを閉めた状態が空間の印象をつくります。

今回は、オーダーカーテン専門店ヴェスタショップが、レース・ドレープの選び方から、家具とのコーディネート、操作性や採寸まで、リビングのカーテン選びで押さえておきたいポイントをご紹介します。


1.まず考えたい、昼のレースカーテン

日中のリビングでは、ドレープカーテンを開けてレースだけで過ごす時間が長いご家庭も多いのではないでしょうか。

そのため、レースカーテンは「外から見えにくいか」だけでなく、光の入り方や外の景色とのつながり、室内から見た質感も大切です。

リーフ柄のバーンアウトレース。透け感を楽しめるデザイン

透け感は、暮らし方に合わせて選ぶ

レースカーテンには、外からの視線を遮りやすいものから、景色を楽しめる透け感のあるものまでさまざまな種類があります。

たとえば、

  • 道路や隣家からの視線が気になる場合は、遮像性の高いレース
  • 室内の明るさを保ちたい場合は、光を取り込みやすいレース
  • 外の景色も楽しみたい場合は、透け感のあるレース

など、窓の位置や周囲の環境によって選び方は変わります。

「透けにくいものが一番良い」とは限らず、必要なプライバシーと採光のバランスを考えることが大切です。

機能糸ウェーブロンプラスが光を乱反射・屈折させることで、昼夜を問わず外から見えにくく、プライバシーを守ります。
機能糸を使用したレースなど、光を取り込みながら外からの視線を抑えやすい商品もあります。

関連:レースの透け感の目安|ミラーレースと採光拡散レース【窓コラム】

基本の選び方|レースカーテンの魅力とおすすめの選び方【豆知識】

レースは「白」だけではありません

レースカーテンというと白をイメージしがちですが、アイボリーやグレージュ、ブラウン系など、色味のあるレースもあります。

家具や床の色に合わせて少し色を取り入れると、窓まわりが空間になじみやすくなります。

また、織りや透け感に表情のある生地なら、色を強く使わなくてもインテリアに奥行きを加えることができます。

ブラウン系のレースを木質家具と合わせた、落ち着きのあるコーディネート

2.夜の印象をつくるドレープカーテン

夜にカーテンを閉めると、窓一面をドレープカーテンが覆います。

そのため、ドレープの色や質感は、夜のリビングの印象を大きく左右します。

色は、床・家具・ラグとのバランスで考える

カーテンの色を単体で決めるより、床、ソファ、ラグ、ダイニング家具など、面積の大きなものとの関係を見ると選びやすくなります。

空間になじませたい場合は、床や家具と近いトーンの色を選ぶ方法があります。

一方で、カーテンをアクセントにしたい場合は、クッションやアート、小物などに使われている色を拾うと、インテリア全体につながりが生まれます。

グレージュ系でまとめ、クッションの色をアクセントにしたコーディネート

遮光は「等級が高ければ正解」ではありません

リビングのカーテンは、必ずしも高い遮光性が必要とは限りません。

テレビやプロジェクターを楽しむために光を抑えたい場合や、西日・外灯が気になる窓では遮光性が役立ちます。

一方で、昼間もカーテンを閉めて過ごすことがある場合は、遮光性が高すぎることで室内が暗く感じられることもあります。

暮らし方や窓の向きに合わせて、必要な遮光性を選ぶことが大切です。

夜はドレープが主役。濃色寄りで、リビングが穏やかに引き締まります。
濃色のドレープは、夜のリビングを落ち着いた印象に見せます。

関連:遮光1級カーテンとは?後悔しない選び方と採寸のポイント

素材感もインテリアの印象を左右する

同じ色でも、生地の素材や織り方によって印象は変わります。

なめらかで落ち感のある生地は、すっきりとした上質な雰囲気に。

ざっくりとした織りや杢調の生地は、木質家具と合わせやすく、ナチュラルな印象になります。

また、光沢のある生地は照明の光を受けて表情が変わるため、ホテルライクな空間にも向いています。

上質な遮光に、ほどよい艶。メタリック糸が控えめにきらめき、ランダムな横段がホテルのような洗練を添えます
ほどよい光沢のある生地は、夜の照明の下で表情が変わります。
素朴な質感の麻調ドレープに、刺繍シアーを重ねたナチュラルコーディネート
織りの表情を楽しめるドレープと刺繍シアーの組み合わせ。

3.家具とカーテンは一緒に考える

リビングのカーテンを選ぶときは、窓まわりだけを見るのではなく、ソファやダイニングテーブル、チェアなど、同じ空間にある家具とのバランスも考えてみましょう。

特にリビングとダイニングがひと続きになったLDKでは、カーテンとダイニング家具が同時に視界に入ります。

木質家具が多い空間なら、カーテンにもベージュやグレージュなど木の色になじみやすい色を取り入れると、落ち着いた印象にまとまりやすくなります。

一方で、家具がシンプルなデザインの場合は、カーテンの色や柄をアクセントとして取り入れる方法もあります。

大切なのは、「カーテンはカーテン」「家具は家具」と別々に選ぶのではなく、同じ空間を構成するものとして考えることです。

ダイニングチェアのデザインやテイストから、お部屋全体のコーディネートを考えたい方はこちらの記事も参考になります。

参考:おしゃれなダイニングチェアの選び方|テイスト別コーディネート実例5選|家具・インテリア通販の関家具【公式】


4.見た目だけでなく、使いやすさも確認する

カーテンは毎日使うものなので、見た目だけでなく操作性も大切です。

窓の使い方に合わせて選ぶ

掃き出し窓など、出入りすることの多い窓では、左右に開閉できるカーテンやバーチカルブラインドなどが使いやすい場合があります。

腰高窓では、家具の配置や窓の開閉方法によって、カーテン、ロールスクリーン、シェードなどを使い分けることもできます。

バーチカルブラインドはスタイリッシュで人気があります。
バーチカルブラインドは、大きな窓をすっきり見せたい場合にも選ばれています。

家具やエアコンとの干渉も確認

窓まわりを考えるときは、カーテンそのものだけでなく、その周囲も確認します。

たとえば、

  • ソファやテレビボードにカーテンが当たらないか
  • エアコンの風が直接当たらないか
  • 窓を開けたときに生地が邪魔にならないか
  • レールや操作コードが家具と干渉しないか

などです。

家具の配置まで含めて考えておくと、使い始めてからのストレスを減らせます。

大きな窓や高い位置の窓、家具の後ろにある窓では、電動カーテンレールも選択肢になります。

大きな窓や複数ある窓、家具の後ろにある窓など電動カーテンレールなら簡単に操作できます
大きな窓や複数ある窓、家具の後ろにある窓など電動カーテンレールなら簡単に操作できます

5.採寸と取り付けで、見え方は大きく変わる

カーテンは、生地選びだけでなくサイズや取り付け位置によっても印象が変わります。

丈は窓や床とのバランスを見る

掃き出し窓では、床との隙間が大きすぎると短く見え、長すぎると生地が床に擦れることがあります。

腰高窓では、窓枠より少し長めに仕上げることで、窓まわりをすっきり見せやすくなります。

ただし、適切な寸法はレールの位置や窓の形、床の状態、生地によって異なります。

採寸時は、窓だけでなく周囲の家具や段差なども一緒に確認します。

レールの位置でも印象が変わる

カーテンレールを窓枠より高い位置に取り付けると、縦のラインが強調され、窓や天井を高く感じさせることがあります。

窓よりも高い天井付けにすると天井が高く見えます
窓より高い位置からカーテンを吊るすことで、縦のラインが強調されています。

下地の確認も忘れずに

カーテンレールやブラインドなどを取り付ける際は、下地の有無を確認することが大切です。

特に重量のあるカーテンや大きな窓では、製品に合った取り付け方法が必要です。


6.機能は、必要なものを選ぶ

カーテンや窓まわりの商品には、遮光、遮熱、断熱、防炎、ウォッシャブルなどさまざまな機能があります。

すべての機能を付けるのではなく、窓の向きや暮らし方に合わせて必要なものを選びましょう。

たとえば、

  • 西日や夏の暑さが気になる窓 → 遮熱・断熱
  • 冬の冷気が気になる窓 → 断熱性の高いカーテンやハニカムスクリーン
  • 洗濯しやすさを重視 → ウォッシャブル
  • 建物の条件によって防炎が必要 → 防炎商品

などがあります。

年間通して省エネ効果を発揮するハニカムスクリーン
ハニカムスクリーンは、窓まわりの断熱対策の選択肢のひとつです。

関連:夏も冬も快適に!断熱・省エネに効くハニカムスクリーンとは【豆知識】


7.リビングのカーテン選びでよくある失敗

昼は良いのに、夜になると色が強く感じる

小さな生地サンプルでは気にならなかった色でも、カーテンとして窓一面に掛けると存在感が強くなることがあります。

特に濃色や鮮やかな色は、面積が大きくなったときの見え方も確認しておきましょう。

思ったより外から見える

レースカーテンは、昼と夜で外からの見え方が変わります。

プライバシーを重視する場合は、使用する時間帯や窓の周辺環境に合わせて選びます。

開け閉めが面倒

毎日開閉する窓では、操作方法も重要です。

窓が大きい、家具の奥にある、高い位置にあるといった場合は、操作性の良いレールや電動製品も検討できます。

家具と干渉する

ソファやテレビボードを窓の近くに置く場合は、カーテンの丈や開閉スペースも一緒に確認しておきましょう。


8.コーディネート実例

ナチュラル

リネンライクのレースとベージュ系のドレープを合わせたコーディネート。

木質家具や観葉植物ともなじみやすく、柔らかな印象になります。

ナチュラル:リネンライクのレース+ベージュのドレープ

ホテルライク

シンプルなレースに、落ち感のある濃色ドレープを合わせたコーディネート。

生地の質感や光沢を意識すると、落ち着いた印象に仕上がります。

ホテルライク:白レース+やや濃色のとろみドレープ

北欧モダン

植物モチーフのシアーと淡いブルーのドレープを組み合わせたコーディネート。

木質家具に色を少し加えたい場合にも取り入れやすい組み合わせです。

北欧モダン:可憐な刺植物モチーフの2色刺繍シアーに、淡いブルーのドレープを合わせた涼やかなコーデ
北欧モダン:可憐な刺植物モチーフの2色刺繍シアーに、淡いブルーのドレープを合わせた涼やかなコーデ

まとめ|リビングのカーテンは、昼・夜・家具まで一緒に考える

リビングのカーテンを選ぶときは、色や柄だけでなく、昼間のレースの見え方、夜のドレープの印象、家具とのバランス、操作性まで考えることが大切です。

また、写真や小さな生地サンプルだけでは、実際の透け感や質感、光の受け方まで分からないことがあります。

ヴェスタショップでは、実物のカーテンサンプルやメカ製品を見ながら、お部屋や暮らし方に合わせた窓まわりをご提案しています。

床材や壁紙、家具のお写真などがあれば、カーテンとの組み合わせもイメージしやすくなります。

リビングのカーテン選びで迷われている方は、ぜひショールームで実際の生地を見比べてみてください。


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Q&A

Q. リビングには遮光カーテンを選んだ方がいいですか?

必ずしも遮光カーテンが必要とは限りません。

西日や外灯が気になる窓、テレビやプロジェクターを見ることが多い場合などは遮光性が役立ちます。

一方で、明るさを残したい場合は、非遮光や遮光性の低い生地が合うこともあります。

Q. レースカーテンは白が合わせやすいですか?

白系は多くのインテリアに合わせやすいですが、アイボリーやグレージュなども選択肢です。

床や壁、家具の色と並べて確認すると、より選びやすくなります。

Q. 掃き出し窓はカーテン以外でも大丈夫ですか?

はい。

出入りの頻度や窓の大きさによっては、バーチカルブラインドやロールスクリーン、調光ロールスクリーンなどが使いやすい場合もあります。

Q. カーテンはどのくらいの頻度で洗えばいいですか?

商品や素材、使用環境によって異なります。

まず洗濯表示を確認し、ホコリや汚れが気になる場合は、生地に合った方法でお手入れしてください。