カーテンの形態安定加工とは?【窓コラム】

せっかく新しくしたカーテンなのに何故か上手くまとめられない。カーテンを閉めたときに広がってしまう。その原因はもしかしたら、お選びいただいた生地の特性かもしれません。厚手の遮光生地、ハリのある生地や横糸の強い場合に広がってまとまりにくいことがあります。オーダーカーテンをより美しくスタイリングしたいなら形態安定加工がおすすめです。

形態安定加工とは?

カーテンの形態安定加工とは、ポリエステルの熱可塑性という特性を生かした加工で熱加工によって整える加工です。カーテンに美しいドレープを整えた状態で一定温度の熱を当てて、冷めるとドレープの形が維持されるのです。熱を当てるだけですので薬剤は一切使用していませんので、人にも環境にも安全安心な加工です。ポリエステルの特性を活かした熱加工なので、ポリエステルでない素材にはできません。形態安定加工をしたものでは、裾のプリーツが美しく整っています。開けた時も、タッセルで美しくまとまります。お洗濯しても3~4回はプリーツをキープできます。形態安定加工の場合はお洗濯もご注意ください。おしゃれ着洗いコースで洗い、脱水は軽めに。その後はドレープの形を整えつつ掛けて乾かしてくださいね。

形態安定加工なし

ハリのある生地の場合は裾が広がってしまう
ハリのある生地の場合は裾が広がってしまう

形態安定加工あり

形態安定加工ありは美しいウェーブをキープ
形態安定加工ありは美しいウェーブをキープ

同じハリのある生地ですが、形態安定加工をすることで裾の広がりが抑えられて美しいドレープです。カーテンを開けた時もスッキリとまとまります。