2017Maison&Objetトレンドセミナー

メゾン・エ・オブジェとパリ・デコ・オフ2017トレンドセミナーに参加してきました。

「メゾン・エ・オブジェ」は2017年で23年目を迎える、欧州最大級のインテリア・デザイン関連見本市です。

インテリアデコレーションにかかわる商品の展示会としてファブリックス、建材・内装材、照明などインテリア製品や

その他にキッチン・テーブルウェア、ギフト雑貨などが一堂に会します。

会場では、企業ブースの他、主催者がトレンドブースを設置し、インテリアのトレンドが発信される場として

多くのバイヤー・デザイナー、デコレーターの関心の的となっています。
2017年1月のシーズントレンドは「SILENCE」(静寂)。物事の本質を求めたミニマリズムなのだそうです。

氾濫する情報や騒音から逃れて、静寂を質感(軽量、透明感)や場所(ハワイ、スリランカ、ワシントン州の雄大な国立公園など)

で概念的に提案していたそうです。

 

maisonobjet2017

企業ブースによる展示から見るトレンド
(パターン)
1.絵画調のフラワーモチーフ
ここ数年、デジタルプリントにより水彩画の滲みやリアルな陰影などの微妙なグラデーション表現が可能になったことから多くみられるパターンです。
2.ジオメトリック
ジオメトリック(幾何学模様)もここ数年続いているトレンドですが、今年はレトロ感が感じられるものだそうです。色彩もパターンも70sレトロ感を感じるなつかしい(若い人には新しい)モチーフをジャガードや刺繍、ベロアなど様々なマテリアルで表現していたとのことです。
3.カラフルエスニック
モロッコ、北アフリカのカラフルなエスニックもトレンドで、日本でもモロカンスタイルは人気のインテリアスタイルです。天然素材や刺繍の表現が印象的です。
4.ランドスケープペインティング
風景画モチーフ。風景画は室内に風景を持ち込むクラッシックなインテリアを連想します。ジオメトリックと対局と言っていいと思います。

 メゾン・エ・オブジェと同じ時期に、パリ市内で行われたパリ・デコ・オフ。こちらは各有名ブランドが独自に行う展示会です。パリの街中にあるショールームで、それぞれ趣向を凝らした展示がされているようで、こちらはこちらで興味深いイベントとなっています。

メゾン・エ・オブジェもパリ・デコ・オフも、インスタグラムでたくさんの写真がアップされています。最先端のインテリアを感じたいなら、インスタで #maisonetobjet #parisdecooff2017でご確認を。