フラットスタイルカーテン徹底解説|ウェーブスタイルもご紹介【豆知識】
Contents
フラットスタイルカーテンとは?魅力と特徴
フラットスタイルカーテンは、カーテンの上部にヒダ(プリーツ)を作らず、一枚の布をそのまま吊るすシンプルなカーテンスタイルです。
ヒダがないことで、柄や模様がしっかり見え、素材そのものの風合いを存分に楽しめます。特にリネンやコットンなど自然素材のカーテンは、フラットスタイルにすることでナチュラルで心地よい空間が生まれます。

フラットスタイルカーテンのメリット・デメリット
フラットカーテンのメリット
- シンプルで軽やかな印象
ヒダが少ないため、部屋全体がすっきりと見えます。カジュアル・ナチュラルテイストのインテリアによく合います。 - 柄や模様がしっかり見える
ヒダで柄が隠れにくいので、大きなデザインや美しい模様を最大限に活かせます。 - 生地の量が少なく軽い
ヒダを取るカーテンよりも生地の使用量が少なく、カーテン自体が軽くなります。そのため、取り外しや洗濯が楽です。 - 価格が抑えられる
生地の量が少ないため、比較的リーズナブルに仕上がることが多いです。 - 省スペースで小さな部屋にもおすすめ
ボリューム感が抑えられるので、狭い部屋や窓周りに余裕がない場合にも最適です。 - 素材感を活かしやすい
リネンやコットンなど、風合いのある生地と相性が良いです。
フラットスタイルのデメリット
- 束ねた時にまとまりにくい
ヒダがないため、カーテンを束ねたときや開けたときに生地が膨らみやすく、まとまりにくい傾向があります。 - 窓を塞ぎやすい
開けた時のカーテンのたまり幅が大きくなり、窓の一部を塞いでしまうことがあります。特に大きな窓や片開きの場合に注意が必要です。 - 豪華さや高級感が出しにくい
ヒダの立体感がないため、重厚感や華やかさを演出するのは難しいです。 - 巾継ぎが目立ちやすい
広い窓で生地を継ぎ合わせる場合、継ぎ目が目立ちやすいです。 - 汚れが目立つ場合がある
シンプルな仕上がりのため、汚れが目立ちやすくなることがあります。
どんな生地や窓に向いているか
- おすすめの生地
- リネン・コットンなど天然素材
風合いや素材感を活かしたい場合に最適です。 - 平織りの生地
ウェーブがきれいに出やすく、スッキリと落ちる印象になります。 - 大きな柄や模様のある生地
デザイン性をしっかり見せたい場合にぴったりです。 - 避けた方が良い生地
遮光生地や刺繍生地など、厚みや張りのある生地は裾が広がりやすく、ウェーブスタイルには不向きです。
- リネン・コットンなど天然素材

おすすめの窓・空間
- 小さな窓や省スペースの部屋
ボリューム感が抑えられるので、狭い部屋や窓周りに最適です。 - ナチュラル・カジュアル・モダンなインテリア
シンプルで軽やかな印象を活かしたい空間にぴったりです。 - 柄や素材感を活かしたい窓
大きな柄や自然素材の風合いを楽しみたい場合におすすめです。

フラットカーテンの進化系「ウェーブスタイル」
ウェーブスタイルカーテンとは?
ウェーブスタイルは、フラットカーテンとヒダを取らずに均一なウェーブを楽しめる新しいカーテンスタイルです。
専用レール(ピッチキープ機能付き)を使うことで、吊り元から美しいウェーブが連続し、シンプルでありながらスタイリッシュな印象に仕上がります。

ウェーブスタイルの特徴とおすすめポイント
- 均一なウェーブが美しい
- ヒダがないので生地のデザインや素材感をストレートに表現できる
- 大開口の窓でもすっきりとしつらえることができる
- シンプルモダン・きれいめな雰囲気に最適
- 専用レールがある(例:トーソー「シエロシリーズ」「ネクスティ」など)
フラットスタイルとウェーブスタイルの違い
項目 | フラットスタイル | ウェーブスタイル |
ヒダ | なし | なし |
シルエット | 平らな印象 | 均一なウェーブが美しい |
生地量 | 少なめ | 多め(ウェーブを出すため) |
印象 | シンプル・カジュアル | スタイリッシュ・きれいめ |
適した窓 | 小窓・省スペース | 大開口・幅広い窓 |
レール | 装飾カーテンレール | ウェーブスタイル用レール |
価格 | 通常縫製よりリーズナブル | やや高め |
ウェーブスタイルを美しく仕上げるポイント
ウェーブスタイルは、見た目はフラットですが、実現するにはカーテンや縫製・生地選びまでしっかり検討が必要です。
1. カーテンレールの選択
ウェーブスタイルは専用レール(ピッチキープ機能付き)を選びましょう。
レールの長さや開閉方式(片開き・両開き)を確認しましょう。
2. 縫製方法とフックの数
ウェーブスタイルは、通常のフラットカーテンよりもフックの数が多く必要です。
レールの長さやピッチに合わせてフックの間隔や仕上がり幅を計算し、縫製時に必ず指定してください。
3. 生地選びのポイント
ウェーブが出やすい生地を選ぶことが大切。
平織り生地やリネン、コットン・ジョーゼットなどがおすすめ。
遮光生地や刺繍生地など、厚みや張りのある生地は不向きです。

4. 形態安定加工・形状記憶加工
ウェーブスタイルは、形態安定加工や形状記憶加工を施すことで、より美しいウェーブを長く保つことができます。
どんな窓やインテリアに最適?
- フラットスタイル
- 小窓・省スペースの窓
- ナチュラル・カジュアル・モダンなインテリア
- 柄や素材感を活かしたい空間
- ウェーブスタイル
- 大開口・幅広い窓
- シンプルモダン・きれいめなインテリア
- レースカーテンにもおすすめ
オーダーカーテン専門店ならではのウェーブデザインの工夫
1. 専用レールと縫製技術の徹底
- ピッチキープ機能付き専用レールの活用
ウェーブスタイルは、レールにピッチキープコードや専用ランナーが組み込まれた「ウェーブスタイル専用レール」を使うことで、均一で美しいウェーブを実現します。トーソーやサンゲツなど主要メーカーの最新レールを選定し、窓や空間に最適な開閉方式や長さを提案します。 - フック数と間隔の最適化
レールの長さやピッチ(ウェーブの間隔)に合わせて、フックの数や間隔を精密に計算し、縫製時に指示します。これにより、吊り元から裾まで均一なウェーブが保たれます。
2. 縫製・加工のこだわり
- 専用芯地とフックの使用
ウェーブスタイル用の芯地テープやフックを使い、ウェーブが崩れないように縫製します。プロの縫製所との連携により、高い技術で仕上げます。 - 形状安定加工・形状記憶加工の提案
特に厚手やハリのある生地には「形状記憶加工」、一般的な生地には「形態安定加工」を施し、洗濯や開け閉めでもウェーブが崩れにくい工夫を行います。この加工は専門店だからこそ丁寧に提案できるポイントです。 - 裾の縫い方のバリエーション
裾の縫製方法も進化しており、ウェイト巻きや本縫いコード巻きロックなど、生地や空間に合わせて最適な仕上げを選定します。

3. 生地選びとデザイン提案のプロフェッショナル性
- ウェーブが出やすい生地の選定
平織りやジョーゼットなど、ウェーブが美しく出る生地を厳選して提案。遮光や刺繍生地など不向きな生地は避け、空間の雰囲気やご要望に合わせた選択をサポートします。 - 大開口や特殊窓への対応力
幅広い窓や天井までの高い窓にも、巾継ぎや広幅生地を活用し、継ぎ目が目立たない美しい仕上がりを実現します。 - インテリアコーディネートとしての提案
カーテン単体ではなく、空間全体の雰囲気や他のインテリアアイテムとの調和を考慮したコーディネート提案が可能です。


4. アフターサポートとカスタマイズ対応
- 採寸から設置、アフターまで一貫対応
専門店ならではの丁寧な採寸や設置、アフターサービスで、長く美しいウェーブスタイルを維持できる環境を整えます。 - ご要望に応じたカスタマイズ
お客様のライフスタイルやご希望に合わせて、レールや生地、縫製方法、加工の有無など細かく調整し、オリジナルのウェーブデザインを実現します。
迷ったときはヴェスタショップへご相談を!
「どちらのスタイルが自分の窓に合うかわからない」「どんな生地やレールを選べばいいか迷う」という方は、ぜひヴェスタショップまでお気軽にご相談ください。
専門スタッフが、あなたの理想の空間を一緒に叶えるお手伝いをいたします。