【豆知識】メンテナンスについて(その2)

カーテンをお洗濯する理由は汚れていると思うからです。

ポリエステルという素材は丈夫ですが静電気が起こりやすいためにホコリがつきやすいという点があります。カーテンの汚れの原因はほとんどがそのホコリです。洗濯機で洗っている途中の水を見ると思ったよりも黒くて驚きます。
洗濯機で洗う前に、少しホコリを落としてからお洗濯していただくと水の黒さも少なくなると思います。ここで、新しい発想があります。

ポリエステルのカーテンはホコリがつきやすいとご紹介しましたが、素材が天然素材のリネンの場合はどうでしょう?
リネンは植物原料(フラックスという植物の茎)なので静電気は起こりにくいです。
そのためホコリがつくにくいからホコリによる汚れは少ないのでお洗濯の必要性はポリエステルカーテンよりも少ないのです。そうは言いましても、リネンカーテンでも洗いたいという方も多いと思います。

ヴェスタ・ショップでお取扱しているリネンカーテン『Lif/Lin』ですがたくさんお問い合わせをいただいております。その中でも多いのが、洗うと縮みますか?というご質問。もちろん縮みますとお答えしています。リネンは天然素材です。リネンの材料はフラックスという植物を繊維を材料とした織物です。
リネンはもちろん洗えます。リネンのお洋服をお持ちの方は実感されていると思いますが、洗えば洗うほど風合いがよくなります。問題は縮みですね。リネンカーテンを洗って縮んだらどうしようという心配だと思うのです。

【対策】
①防縮加工。これは縫製前に生地を水で洗い込み、あらかじめ生地を縮ませることです。防縮加工を選ぶことでご家庭で水洗いをしても収縮率が少なくなります。
②ドライクリーニング。これなら縮みを心配することはないでしょう。
③リネンは天然素材ですので伸び縮みするものです。お洗濯で縮むことを心配されることが多いのですが、実は吊るしていると伸びることもあるのです。天然素材ならではの特性とお付き合いしていただければと思います。長さが変化するので、敢えて長めの床に付くブレイクダウンスタイルするものおすすめです。

敢えて長めの『ブレイクダウンスタイル』がおすすめ