防音カーテンのメリットとデメリットを比較【豆知識】
防音カーテンとは、音を防ぐ効果があるカーテンのことで、室内からの音漏れや外からの騒音を軽減することができます。しかし、防音カーテンにはメリットだけでなく、デメリットもあります。今回は、防音カーテンのメリットとデメリットを比較しながら、防音カーテンの仕組みと効果、選び方やおすすめ商品についてご紹介します。
防音カーテンとは?音を防ぐ仕組みと効果を解説
防音カーテンとは、音を防ぐ効果があるカーテンのことです。音は、空気の振動として伝わりますが、防音カーテンは、その振動を減らすことで音を防ぎます。防音カーテンには、主に遮音タイプと吸音タイプの2種類があります。
- 遮音タイプの防音カーテンは、カーテンの裏に樹脂コーティングが施されており、音をはね返すことで音を防ぎます。高音域の音に対して効果がありますが、低音域の音に対しては効果が低いです。
- 吸音タイプの防音カーテンは、カーテンの生地が厚くて重くなっており、音を取り込んで吸収することで音を防ぎます。低音域の音に対しても効果があります。吸音タイプは、一般的には舞台幕に使われるベルベット生地などの起毛している形状に音が通り抜ける過程で毛足感の中を反射しながら低減していきます。
防音カーテンのメリット
防音カーテンを使うと、以下のようなメリットがあります。
①室内からの音漏れを軽減できる
遮音カーテンを使えば、室内からの音漏れを軽減できます。例えば、楽器を演奏したり、歌を歌ったり、テレビを見たりするときに、遮音カーテンで窓を覆っておけば、隣人や外の人に迷惑をかける心配がありません。また、オンライン会議や勉強などの集中したいときに、遮音カーテンでワークスペースを仕切っておけば、家族やペットの音に邪魔されないで済みます。
お気軽にご相談ください
ヴェスタショップではカーテン選びのご相談も承っております。どの商品を選んだらいいのかわからないという方、是非ご相談ください。取り付け工事も承っております。
②外からの中高音域の騒音を緩和できる
遮音カーテンを使えば、外からの中高音域の騒音を緩和できます。例えば、車や電車の走行音や工事音などの低音域の音は遮音カーテンだけでは十分に防げない場合がありますが、楽器やペット、子供の泣き声などの中高音域の音は遮音カーテンで軽減できます。特に、遮音タイプの防音カーテンは、音をはね返すことで外からの音を防ぐ効果が高いです
③遮光や断熱などの他の機能も兼ね備えている
防音カーテンを使えば、遮光や断熱などの他の機能も兼ね備えていることがあります。例えば、遮光タイプの防音カーテンは、外からの光を遮って、日中でもぐっすり眠れるようになります。また、紫外線をカットして、肌や家具の日焼けを防ぐこともできます。さらに、防音カーテンは、熱や冷気を通しにくくして、冷暖房の効果を高めることで節電効果も期待できます。
防音カーテンのデメリット
防音カーテンを使うと、以下のようなデメリットがあります。
①生地が厚くて重い
防音カーテンは、生地が厚くて重いことが多いです。そのため、カーテンレールに引掛け時に力が必要になったり、カーテンの開閉がスムーズにできなかったりすることがあります。また、生地が厚くて重いと、カーテンのしわが目立ったり、ドレープ感が低くなることもあります。
②価格が高い
防音カーテンは、通常のカーテンに比べて価格が高いことが多いです。防音カーテンの価格は、カーテンの素材や厚さ、重さ、コーティングの有無などによって異なりますが、一般的には、防音効果が高いほど価格も高くなります。また、防音カーテンは、窓枠より大きめのサイズを選ぶことが防音効果を高めるポイントですが、サイズが大きくなると価格も高くなります。
③低音域の防音効果が低い
遮音カーテンは、低音域の防音効果が低いことがあります。例えば、車や電車の走行音や工事音などの低音域の音は、遮音カーテンだけでは十分に防げない場合があります。
④遮音タイプは洗えない
遮音タイプはアクリル樹脂コーティングやポリウレタンラミネートフィルム加工をしているので洗濯はできません。汚れないように気をつけてくださいね。
防音カーテンの選び方:生地やサイズ・吊り方のポイント
生地
防音カーテンの生地は、厚くて重いものほど防音効果が高いと言われています。遮音カーテンはコーティングが施されているものも防音効果が高いです。防音カーテンには、遮音タイプと吸音タイプの2種類がありますので、自分の防ぎたい音の種類に合わせて選ぶことが大切です。遮音タイプは、音をはね返すことで音を防ぐ効果が高いですが、低音域の音に対しては効果が低いです。吸音タイプは、音を取り込んで吸収することで音を防ぐ効果が高いです。学校の舞台幕やベルベットなどは吸音効果が普通のカーテンよりも高いです。
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ヴェスタショップではカーテン選びのご相談も承っております。どの商品を選んだらいいのかわからないという方、是非ご相談ください。取り付け工事も承っております。
サイズ・吊り方
防音性能を高めたいのであればカーテンサイズは、窓枠より大きく覆うことになります。窓枠とカーテンの隙間から音が漏れることを防ぐために、カーテンの幅は窓枠の左右から10cm以上大きくすると良いでしょう。サイズが大きくなるとカーテンの重量も大きくなりますので、カーテンレールもしっかりしたものを、下地のあるところに取り付けすることが重要になります。