カーテンのよくあるトラブルと対処法【豆知識】

オーダーカーテンをご購入していただいたお客様には、よい状態で長くお使いいただきたいと思っております。今回は、カーテンやブラインド製品のご使用過程でよく発生するトラブルとその回避方法も合わせて簡単にご紹介いたします。
カーテンやブラインド製品も家と同様少しずつ古くなっていいきますが、少しでも長くお使いいただきたいと思っております。

経年変化による劣化

カーテンが設置される場所は窓辺ですので、常に紫外線にさらされることになります。逆に考えると、室内への紫外線を和らげる効果も大きいのです。家具やフローリング・畳など日焼けした場所とそうでない場所 を比較すると、これほどまでに紫外線が強いのかと驚きます。カーテンも日焼けにより退色します。同じカーテンでも陽当たりのいい窓とそうでない窓ではカーテンの色が違って見えるようになるのはそのためです。

対処法としては、やはり紫外線をできるだけ抑えることになります。シアーカーテンにはUVカット率の高い製品がありますので日当たりの良い窓面にはUVカット率の高い生地をお選びいただくといいと思います。その他には、窓ガラスにガラスフィルムを使用することも有効です。ガラスフィルムはUVカット効果がある製品が多いのでおすすめです。

また、メカ製品に使用されているプラスチック製部品も紫外線に弱いので劣化が起こります。部品は劣化したら交換するしかないので、その場合は製品番号を記載したシールが貼ってありますのでその情報で部品を取り寄せすることになります。古くなると製品が廃番になって部品も製造していないこともありますのでその場合はご了承ください。

シアーカーテンが紫外線を緩和します

使用して数年後に生地が裂けた場合

カーテンは空気中のホコリ、タバコのヤニ、キッチンからの煙などの汚れが生地に付着した状態で紫外線が当たると繊維の劣化が早まります。経年変化は避けられない現象ですが、メンテナンス不足により 劣化が早まることがあります。対処法としては、こまめに汚れを落とすことをおすすめしています。ご家庭で洗濯可能がウォッシャブルカーテンでしたら 厚手カーテンなら年に1回程度、レースなら2回のお洗濯をおすすめしています。レースは特に生地が薄いので劣化すると裂けてしまう場合も少なくありません。

日当たりがいいと劣化も早い

ウォッシャブルカーテンを洗ったら縮んだ

家庭用の洗濯機で洗濯可能なウォッシャブルのカーテンですが、タンブラーによる乾燥や高温での直アイロンが原因で縮むことがあります。カーテンはタンブラーによる乾燥はできませんので ご注意ください。また、アイロンがけする場合は低温 (80~120℃)で必ず当て布してください。 お洗濯をする場合は、おしゃれ着洗いと同様にあまり脱水しすぎ ないでそのままカーテンレールに掛けていただくのが一番 おすすめです。また、暖房機器などから直接温風が当たることでも縮むことがありますのでご注意ください。

カーテンはデリケートなので丁寧に扱っていただきたいです

お気軽にご相談ください

ヴェスタショップではカーテンやロールスクリーン等のご相談を承っております。どの商品を選んだらいいのかわからないという方、是非ご相談ください。取り付け工事も承っております。

間違った使い方による破損

コードで操作するブラインドやスクリーン、シェードなどは無理な開閉をすることでコードが摩擦によって弱くなることが あります。くれぐれもやさしい操作をお願いします。丁寧に扱っていただければ長持ちします。

ロールスクリーンの生地を一番下まで降ろしきって、さらに引っ張ってしまうとボトムバーが前に降りる「逆巻き」現象が起こることがあります。ロールスクリーンは全部降ろしきらないようにお願いします。

細長いロールスクリーンやプルコード式で自動に巻き上がるものは巻きずれという現象が起こることがあります。巻きずれした場合は、一度スクリーンを巻取りチューブが見えるまで降ろしきります。そして、ゆっくりスクリーンを平行になるように巻き取らせていきます。大抵の場合はこれで直りますが、納戸やっても巻きずれる場合は巻きずれ防止シールというものがございますのでお使いいただけます。

細長いロールスクリーンは巻きずれが起こりやすい

カーテンも力任せに開閉すると生地に負担がかかります。カーテンがスムーズに開け閉めできないのは、レールに問題がある場合が考えられます。カーテンレールには、くれぐれも洗濯物など掛けないようにお願いします

カーテンレールに洗濯物を掛けると曲ってしまいますので絶対にやめてください