【窓コラム】布でゆるっと間仕切り&目隠し

リビング階段やタタミコーナー、シューズインクローゼットなどに間仕切りや目隠しとしてロールスクリーンなどを取付けることが多くなっていますが、生地のデザインや透け感を活かしてカーテンでゆるく間仕切る方法もあります。

カーテンなら手軽に取替や洗濯ができて、気分によって違うデザインに替えたり季節によって取外しても邪魔になりません。小さな開口部ならテンションポールを上手く使えば、簡単に取り付けできます。普段は広く使いたい空間やとっさの来客時、よく使用する収納・キッチン・ユーティリティなど普段は広く使いたい空間やとっさの来客時、よく使用する収納・キッチン・ユーティリティなど生活感が出やすいところをさっと隠せるだけでストレスをさげることができます。

来客時にはベッドスペースをサッと目隠し

ウィリアム・モリスといえばデザイナーとして有名ですが、実は詩人であり、熱烈なマルクス主義者でした。評論家のジョン・ラスキンに影響を受け、芸術家になることを目指します。友人には、画家のエドワード・バーン=ジョーンズ、ガブリエル・ロセッティ、ポール・マーシャルや建築家のフィリップ・ウェッブらと共にモリス・マーシャル・フォークナー商会を設立しました。のちのモリス商会です。


モリスがこのビジネスを始めた理由はイギリス19世紀に起こった産業革命でした。産業革命はそれまでの社会を一変させました。大量生産は生活を豊かにした反面、粗悪品も多く流通しました。そして、それまでの中世的な手工業が規模の経済によって衰退していきました。モリスは大量生産による粗悪品ではなく、手工業による美しく高い品質の製品が生活者には必要だという考えからモリス商会を興します。しかし、理想と現実のギャップは大きく、モリス商会の製品は高価なために一般の生活者が手にすることはありませんでした。しかし皮肉なことに美しく高い品質であったからこそ、150年もの時を経ても色褪せることがなかったモリスのデザイン。今でもカーテンや壁紙などインテリアでモリスデザインを楽しむことができます。

デザイン性の高いシアーで部屋をゆるっと間仕切り

FSC(Forest Stewardship Council®、森林管理協議会)森林認証は、持続可能な森林活動と保全を目的とした「適切な森林管理」を認証する国際的な制度です。FSC森林認証には、森林管理そのものを対象としたFM(Forest Management)認証と、製造・加工・流通を対象としたCoC(Chain of Custody)認証の2つの認証があります。FM認証を取得した森林から生産された木材をCoC認証を取得した事業者が、製造・加工し、流通する商品のみにFSC®ロゴマークをつけることが認められています。そして、消費者は認証を受けた商品を選ぶことで、適切な森林管理を行う林業者や自治体を支援し、その生産品を原材料として製造・加工する企業や事業者が支持され、世界全体の森林保全へとつながっていきます。
ニチベイのウッドブラインドの「フォレスト」は FSC 認証商品です。

広いリビングも間仕切りすることでスペースを分けられます

スラットは3色

玄関に隣接するシューズクロークの間仕切り施工事例
テンションポールにハトメカーテンで手軽に取り外しができるのでお洗濯もしやすいと好評でした

ニチベイの木製ブラインド『フォレスト』

ニチベイのバンブーブラインド
竹特有の“ふし”や”すじ”が自然素材の温かみを醸しだしています

竹は環境配慮型の素材として注目されています。成長が早い竹の活用は森林保全につながります。また比重が軽いので操作性も良く、スラットの厚みも薄いのでたたみ代が小さくなります。

木製ブラインドよりもリーズナブルで、環境にも優しい素材です