東京都美術館に行ってきました【エトセトラ】

上野公園内にある東京都美術館は話題の展覧会が多く開催される美術館です。最近話題になった展覧会では、『生誕300年記念 若冲展』がありました。私は会場の展示も話題になっていた『ポンピドゥーセンター傑作展』が印象的でした。東京都美術館は2012年にリニューアル・オープンしましたが、リニューアル前の印象とそれほど変わらないという印象がありました。理由はオリジナルの美術館を損なわない改修が行われているからだと思います。設計は前川國男で、同じ上野公園内にある東京文化会館も設計しています。また、同じく上野公園にあるル・コルビュジェ設計の国立西洋美術館の実施設計を担当しています。前川國男にとってル・コルビュジェは師匠筋で、卒業後にパリのコルビュジェ事務所に入所して働いていたそうです。東京都美術館は前川建築の魅力が堪能できる美術館です。建物の約60%が地下に埋め込まれているため、建築高さが低く抑えられており、上野の杜の風景に溶け込んでいます。

建物60%が地下の低層建築
エントランスは地下
建物60%が地下の低層建築
エントランスは地下
ステンレス製の野外彫刻が周りの風景を映し出す
ステンレス製の野外彫刻が周りの風景を映し出す
美術館エントランス
はつりコンクリートが印象的
美術館エントランス
はつりコンクリートが印象的
ライトコート越しの照明がガラスに繰り返し映っている
ライトコート越しの照明がガラスに繰り返し映っている
椅子の脚を継ぎ足して高くしている
椅子の脚を継ぎ足して高くしている
日没後に浮かびあがる壁面のカラー
日没後に浮かびあがる壁面のカラー