ミナペルホネン:つづく展@東京都現代美術館【エトセトラ】

去る昨年11月の話ですが、東京都現代美術館で開催中のミナ ペルホネン『つづく』展に行って来ました。
今回は、展覧会と皆川明さんと田根剛さんのクロストークに行ってきました。

2019年3月にリニューアルオープンした東京都現代美術館で開催中の〈ミナペルホネン〉の展覧会です。

いわゆるアパレルメーカーとは一線を画すファッションブランドのミナペルホネン。東京都現代美術館で日本のファッションデザイナーの個人名での展覧会は2000年の三宅一生展以来です。展覧会の会場構成を担当した建築家の田根剛さんとのトークセッションはなかなか刺激的でした。

ミナペルホネンはテキスタイルからの服作り、形はシンプルでテキスタイルの要素が強いという特徴のブランドです。インテリア視点からは、デンマークのテキスタイルメーカーのkvadratとのコラボレーションしています。ミナの定番テキスタイル《tambourine》は展覧会場の1室を丸ごと使う内容の濃い展示でした。
初期のスケッチから、生地の製造工程やデータ、製品などが展示されており、クロストークでも《tambourine》の刺繍には糸が7mも使われるという話に驚きました。ミナペルホネンが目指す「大量生産」とは、長く適量を作り続けたいという強い意志表示なのです。ちなみに、2000年から生産開始した《tambourine》は、現在まで102㎞(2019年11月17日時点)で
東京から箱根までの距離だそうです。すごいですね。

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リニューアル後の東京都現代美術館
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テキスタイルで立体的な展示
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あまりにも有名な《tambourine》
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時系列ではなく敢えてランダムに展示されている
いつかは欲しいミナの張地チェア
いつかは欲しいミナの張地チェア