瀬戸内デニムが選ぶ「テンセル」とは?ユーカリから生まれる環境に配慮したカーテンの魅力

「デニムのカーテンなのに、驚くほど柔らかくて光沢がある……」

瀬戸内デニムのラインナップの中でも、ひときわ異彩を放つのが「テンセル」シリーズです。

「そもそもテンセルって何?」「なぜデニムブランドがこの素材を使うの?」と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。実はその正体は、コアラの好物である「ユーカリ」。

今回は、木からカーテンができるまでの驚きのストーリーと、今選ぶべき理由でもある「環境への優しさ」について、プロの視点からわかりやすく解説します。

1.そもそも「テンセル」って何?デニムとの関係は

テンセル(TENCEL™)は、オーストリアのレンチング社が製造する「リヨセル繊維」の登録商標です 。一般的には「リヨセル」という名前よりも「テンセル」というブランド名の方が広く親しまれています 。

瀬戸内デニムでは、このテンセルを採用することで、従来の綿100%のデニムでは難しかった「シルクのような光沢」となめらかな「ドレープ感」を実現しています 。デニムのカジュアルな表情に上品さをプラスした、まさに「進化系デニム」と言える素材です。

テンセル®はユーカリを原料としている
テンセル®は染色性がいいので発色が鮮やかなのも魅力

2.コアラの好物「ユーカリ」が糸になるまでのプロセス

テンセルの原料は、主に常緑樹の「ユーカリ」です 。木がどうやって柔らかい布になるのか、その工程には驚きの技術が詰まっています。

  • 原料はユーカリの木:ユーカリは成長が早く強いため、化学肥料を必要としないエコな原料です
  • 木材チップからパルプへ:計画植林によって守られた森から供給されたユーカリを砕き、セルロースを取り出して「パルプ」の状態にします
  • ワタ(ファイバー)の状態へ:パルプを溶剤で溶かし、不純物を取り除いた後、細かい穴から押し出して「ワタ(ファイバー)」にします
  • そして一本の糸へ:このワタを紡ぐことで、ようやくカーテンを織るための「糸」が完成します
ユーカリといえばコアラの好物
ユーカリといえばコアラの好物
(左)ユーカリの木材チップ/(中央)セルロースを取り出しパルプ化したもの/(右)糸になる前の状態のテンセル
この状態で出荷され、紡績工場で糸になります

3.環境への負荷を最小限に抑える「循環型」の仕組み

テンセルが環境に配慮した素材として評価されているのは、その革新的な製法に理由があります。

  • 溶剤の99%以上を再利用:製造時に使用する溶剤の99%以上が回収・再利用されるため、環境への影響が最小限に抑えられます
  • 資源を大切にする製法:水・化学薬品・エネルギーの使用量が抑えられる点においても、エコな素材です
  • 最後は土に還る:100%植物由来のため、土に埋めると微生物によって分解され、最終的に「土」に還り、また木を育てる自然な循環を生み出します 。

4. プロが教える!テンセルデニムカーテンの特徴とお手入れ

カーテンとして選ぶ際に知っておきたい、テンセルの代表的な特徴です。

ここが魅力!

  • ソフトな風合いと光沢感:窓辺に上品な輝きを与えます
  • 優れたドレープ性:繊維がとても柔らかく、ヒダが美しく出ます
  • 吸水・発散性に優れている:湿気の多い日本の住環境でもさらっと快適です

知っておきたい注意点

  • 濡れると少し硬くなる:一時的な特性ですが、お洗濯などの際にはこの性質を理解しておくと安心です
  • 摩擦への配慮:強くこすると白っぽくなりやすい(フィブリル化)性質があるため、優しく扱うのが長く愛用するコツです

5.まとめ:瀬戸内デニムがテンセルを選ぶ理由

瀬戸内デニムがテンセルを採用しているのは、その心地よさだけでなく、「持続可能なものづくり」への想いがあるからです。

特に瀬戸内デニムのテンセルシリーズは、あらかじめ生地を洗う「ワンウォッシュ加工」を施すなど、天然素材特有の「縮み」への対策も追求されています。 「未来を汚さない選択」としてのテンセルデニム。その極上の質感を、ぜひヴェスタショップのショールームで実際に触れて確かめてみてください。

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