ロールスクリーンが上がらないとき|原因チェックと修理・買い替えの目安【豆知識】
ロールスクリーンが急に上がらなくなると、とても不便ですし不安になりますよね。
まずは、当店でお受けできる修理の範囲についてご案内します。
▼修理のご依頼について(必ずお読みください)
現在、ロールスクリーンの修理対応はヴェスタショップにてご購入・施工いただいた製品に限らせていただいております。
ホームセンター・量販店・ネット通販・他のインテリアショップなど、他店でご購入された製品の「修理のみ」のご依頼はお受けできません。
故障が疑われる場合は、ご購入店(工務店・ハウスメーカーを含む)または、製品ラベル等に記載のメーカー窓口へご相談ください。
この記事では、修理を依頼する前に
ご自身で確認できる「原因チェックのポイント」と、
「修理」と「買い替え」を考えるときの目安をまとめています。
当店でご購入いただいた製品でお困りの場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
ロールスクリーンが上がらない・下りないときによくある症状
ロールスクリーンの不具合は、大きく3つのパターンに分けられます。
まったく上がらない・下りない
- 下ろしたままビクともしない
- 上がったまま、ほとんど動かない
内部のスプリングやローラー部分に不具合がある場合。外から見ても原因がわからないことが多く、無理に力をかけると故障が進んでしまうタイプの症状です。
途中で止まってしまう・最後まで巻き取れない
- ある高さまでは動くのに、そこから先に動かない
- 一番上まできちんと巻き上がらない
- 途中で勝手に止まってしまう
生地がどこかに当たっていたり、巻き取りが斜めになっていたり、スプリングの力が弱くなっている場合などが考えられます。
チェーン(コード)が空回りする・重くて動かない
- チェーン(またはコード)を引いても、スクリーンがほとんど動かない
- 空回りしている感じがする
- 以前より急に重く感じる
チェーンやコードのからまり・外れかけのほか、内部のギア部分に負担がかかっている場合もあります。
チェーンの引き心地の変化は大事なヒントになるので、「いつ頃から重くなったか」も思い出しておくと、相談時に役立ちます。
症状別・自分でできる原因チェックのポイント
ここからは、先ほどの症状ごとに、ご自分で確認しやすいポイントをまとめます。
あくまで「安全に見える範囲でチェックできること」のみご紹介しますので、
危ないと感じた場合は無理をせず、購入店(またはメーカー窓口)にご相談ください。
生地のからまり・引っ掛かりが原因の場合
まずは、ロールスクリーンを正面から見て、生地の状態をチェックしてみましょう。
- 生地が片側だけ寄って、斜めに巻かれていないか
- 窓枠・カーテンレール・家具・窓台などに当たっていないか
- 端のほうだけシワや波打ちが出ていないか
生地がどちらか一方に寄っている場合は、一度いちばん下までゆっくり下ろしてから、
まっすぐになるよう様子を見ながら全開・全閉を1〜2回くり返すと、軽い巻きズレなら元に戻ることもあります。
それでも改善しない場合や、大きく斜めになっている場合は、
無理に引っ張ったり強く引き下ろしたりせず、購入店やメーカー窓口に相談してください。
力まかせに動かそうとすると、内部の部品まで傷めてしまうことがあります。
取付け金具(ブラケット)まわりをチェックする
次に、ブラケット(取付け金具)まわりを確認します。
- ビスがゆるんで、本体が少し下がっていないか
- 片側だけ傾いていないか
- ロール本体がしっかりブラケットに固定されているか
を、目視でチェックしてみてください。
本体が大きく傾いていたり、ビスが抜けかけている場合、そのまま操作を続けると落下の危険もあります。
脚立に乗っての作業や、ブラケットの締め直しは無理をせず、必ず専門業者に依頼してください。
操作方法や初期設定が原因の場合(ワンタッチ式など)
チェーン式以外の「ワンタッチ操作」や「プルコード式」などの製品では、操作方法や初期設定が原因で「上がらない・止まらない」ように見えることもあります。
- メーカーごとの操作手順どおりに動かしているか
- ストッパー位置(止まる高さ)の設定が変わっていないか
- 取扱説明書に「リセット方法」が載っていないか
を、一度確認してみてください。
一度ストッパー設定がずれると、毎回同じ位置で止まってしまうことがあります。
説明書が手元にない場合は、ラベルの品番からメーカーサイトで検索できることもありますので、メンテナンスシールで確認してください。
修理を検討する前に確認しておきたいこと
メーカー名・品番・サイズを確認する
まずは、ロールスクリーン本体やボトムバーに貼られているラベル(メンテナンスシール)を探してみてください。
ここに「メーカー名」「品番」「サイズ」が印字されていることが多く、修理相談のときにとても重要な情報になります。
シールが見つかったら、スマホで写真を撮って保存しておくと、あとから問い合わせるときに便利です。
購入店・購入時期を思い出しておく
次に、「どこで・いつ頃」購入したかをできる範囲で思い出してみましょう。
- ハウスメーカーや工務店がまとめて手配したものなのか
- インテリアショップや量販店で個別に購入したものなのか
によって、問い合わせ先が変わります。
引き渡し時の書類や見積書にロールスクリーンが載っている場合もあるので、一度チェックしてみてください。
相談時に伝えておくとスムーズな情報
メーカーや購入店に相談するときは、次のような情報をまとめておくと話がスムーズです。
- 症状の内容(「まったく動かない」「途中で止まる」など)
- いつ頃から不具合が出ているか
- 取り付けてある場所(リビング・寝室・階段窓など)
- 先ほど確認した「メーカー名・品番・サイズ」(メンテナンスシールに記載されています)
電話やメールで相談するときに、最初にこの4点を伝えるイメージで準備しておくと安心です。
修理か買い替えか迷ったときの目安
修理を検討したほうがよいケース
次のような場合は、修理を検討する価値があります。
- 取り付けからの年数がそれほど経っていない(目安としておおむね5〜7年程度まで)
- 生地の状態はきれいで、メカ部分だけの不具合に見える
- 同じシリーズで他の窓もそろえていて、見た目を変えたくない
このようなときは、部品交換やメカ部分の修理で延命できる可能性があります。
まずは購入店・メーカーに、修理対応の有無や概算費用を確認してみましょう。
買い替えを検討したほうがよいケース
一方で、次のような場合は「買い替え」を視野に入れるのがおすすめです。
- 取り付けから10年以上経っている
- 生地の黄ばみ・色あせ・ほころびが目立つ
- 同じ部屋のロールスクリーンが複数台あり、全体的にくたびれてきている
- メーカーで部品供給が終了しており、修理ができないと言われた
無理に一台だけ直すより、お部屋全体のバランスを見ながら掛け替えたほうが結果的にスッキリするケースも多いです。
ヴェスタショップでお手伝いできること
ヴェスタショップでご購入・施工いただいたロールスクリーンについては、修理や点検のご相談を承っています。
- 上がりきらない・途中で止まる
- チェーンが空回りする
- 本体が傾いている気がする
などの症状がある場合は、
ご購入時のお客様名・納品時期・見積書・納品書をお知らせください。
また、製品に貼付されている「メンテナンスシール」を撮影した写真を送っていただけると助かります。状態や設置年数にあわせて、修理がよいか・買い替えがよいかも含めてご案内いたします。




