窓装飾で寒さ対策

室内で暖まった空気の48%は窓からも逃げてしまうことをご存じでしたか?冬の寒さ対策には窓からの冷気侵入を防ぎ、室内の暖気を外へ逃がさないようにすることです。具体的には、厚手生地をお選びいただくこともおすすめですが、同時にカーテンのしつらえ方も気をつけたいポイントがあります。
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①窓を大きめに覆う
窓からの冷気の流入を防ぐためには、カーテンで窓を大きめに覆うことが有効です。そのためには、カーテンレールのサイズと取り付け位置が重要です。カーテンレールを取付する場合は、取付場所にゆとりがあるならレール位置は窓枠よりも高めにして、カーテンが窓よりも大きめになるようにします。
レールがすでにある場合は、カーテンの丈を長めにすると、下から流れ込む冷気が抑えられます。掃出し窓なら床までの長さです。腰窓の場合、干渉する家具などがないのであれば丈を長めにすることをおすすめします。

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②リターン縫製
カーテンの両端と壁の隙間ができないようにカーテン幅を長めにして隙間になる横を壁に対して直角に折った『リターン縫製』。寝室では、光漏れ対策にもなります。

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③カバートップ
窓からの冷気は、カーテンと窓との隙間から室内に流れてきます。カバートップがあると、上部がしっかり覆えるので上からの冷気を抑えられます。

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■リビング階段
暖かい空気は上に、冷たい空気は下に流れます。リビング階段がある場合は階段の開口部から空気の流出入があるために冷暖房効率が落ちることがあります。サーキュレーターなどで空気を撹はんする方法もありますが、空気の流れをシャットアウトのであればカーテンやロールスクリーンで間仕切るという方法もあります。