【豆知識】高遮熱レースについて
急激な気温の上昇で、夏の暑さを思い出した方も多いのではないでしょうか?
暑くなると問い合わせが増える『遮熱カーテン』。冷房効率をアップして省エネ効果を高めるということで注目されています。では、具体的に遮熱カーテンについて簡単にご説明します。
『遮熱カーテン』とは薄手のシアーカーテン(一般的にはレースと言われることが多い)で、一般のシアーカーテンと比較して、節電対策上の相対的効果が認められ、一定の試験結果で判定基準に適合するシアーカーテン及び布製ブラインドに表示することができると一般社団法人日本インテリア協会で定めています。 平たく説明すると、定められた試験でレースがない場合よりも25%以上の遮熱効果が認められるシアーカーテンに遮熱マークが表示されています。
実は『遮熱』表示取得は一般的なレースにおいて、それほど厳しい基準ではありません。25%以上の遮熱効果があるシアーには一律同じ表示がされています。その全ての遮熱製品の中でも効果が高い製品というのがあるのですが、カタログではさりげなく表示するにとどまり、目立つようなアピールはあまりされません。ですから、ヴェスタショップでは遮熱の効果が高い製品をいくつかピックアップして展示をしています。
遮熱効果が35%以上なら、効果が高いと言えると思います。また、遮熱効果が高いとUVカット効果も高いものが多いです。一般的に高密度シアー生地は遮熱・UVカット効果が高く、そのため外からも室内からも見えにくい傾向があります。中には、カーテンを構成する糸に遮熱の効果を持たせるために金属酸化物を封入したポリエステル繊維を使用したものや生地にナノレベルでステンレスをコーディングしたタイプなどハイテク生地などもあります。

こちらが一般社団法人日本インテリア協会(NIF)が表示共同化のために統一し商標登録した遮熱レースのマークです。


こちらは真空装置内で金属分子を飛ばしてナノメートルの薄さで生地を金属コーティングしたシアー。
特徴は通常の高遮熱レースは透けないので外が見えないのですが『masa』は透け感があるのに遮熱率が高い点です。外が見えるから圧迫感が少ないのですが金属コーティングのため生地がダークカラーになります。