【カーテン豆知識】防炎カーテンについて

カーテンや布製ブラインドに防炎性能のある製品があります。
防炎性能のあるカーテンとは防炎性試験に合格したカーテンです。普通のカーテンと比べて燃えにくいもので、燃えないわけではありません。

消防法という法律に則って防炎カーテンを使用しなければならない場所があります。
高層建築物や地下街、劇場、映画館、ホテルなど不特定多数の人が出入りする場所などには防炎カーテンである必要があります。
高層マンションの場合、高さ30メートル以上(およそ10階以上)の場合は、低層にお住まいでも防炎カーテンでなければなりません。戸建住宅や低層マンションでは防炎カーテンである必要は特にありません。しかし、防炎カーテンなら万が一火事が起こった場合に燃えにくいことが延焼を遅らせるという利点があります。今お使いのカーテンが防炎なのかどうかですが、メーカーの品番で確認することができます。

ホテルに宿泊した時に気がついたら見ていただきたいのですが、カーテン端裏の裾に「防炎ラベル」がついているはずです。通常、一般住宅に納品したカーテンには防炎だとしてもラベルはつけません。理由は防炎ラベルの取得には申請と費用が必要なのです。

防炎ラベルは消防検査の時に必要があるだけなので、検査しない物件にラベルを付ける必然性はないからです。ラベルがなくても、防炎商品なら燃えにくい性能は保持していますのでご安心ください。

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防炎(イ)ラベル は難燃繊維を使っているので、クリーニングしても防炎性能を維持できる製品です。お洗濯しても、防炎性能は変わりません。