シェードあるある|枠内付けのメリット・デメリット【豆知識】
カーテンとは違うシェードとは?
よく、お客様がシェードカーテンにしたいというお話を聞きます。シェードカーテンというものはないのですが、多分プレーンシェードのことを指しているのであろうと想像しています。ではシェードのことを簡単に説明します。
プレーンシェード(シェード)とは、ローマンシェードという種類のひとつです。ローマンシェードとは、ファブリックスを昇降器具に取り付けて上下に開閉する窓装飾エレメントです。カーテンはファブリックスを縫製したものをカーテンレールに引っ掛けて左右に開閉する窓装飾ですが、ファブリックスを使うのは同じですがスタイル・開閉方法が違います。ローマンシェードには、他にも様々なスタイルがありますが今回は一番多く採用されているフラットなスタイルのプレーンシェードについての説明と、プレーンシェードのふたつの取り付け方法の違いについてご紹介したいと思います。
カーテンとシェードの違い
- シェードは、カーテンと同じく生地を縫製して作ります。
- 1枚のシングルシェード(プレーンシェード)と前後に2枚設置のダブルシェードがあります。
- ダブルシェードは厚手生地とレース生地で作製するのが一般的です。
- カーテンは左右に開閉するが、シェードは上下に開閉します。
シェードはこんな感じで採用されることが多い
- 施工で多いパターンは掃き出し窓で丈が長い箇所にはカーテン。腰窓で丈が短い窓にはシェードを同じ生地が多い。(またはロールスクルーンも多い)
- 小さな窓にシェードが多い。(またはロールスクルーンも多い)
- シェードの製作製作寸法がコード式なら巾は18㎝から可能だがコード式は昇降操作によるコードの摩耗により、耐久性がドラム式より低くなるのでメンテナンス性を考慮する必要がある。(ドラム式は30㎝から)
- 正面付けなら窓枠を覆うように取付します。枠内に取り付ける場合は枠内よりも1㎝程度小さく作製します。小さくないと枠内に入りません。
- 枠内付けは隙間ができます。気にならないということもありますが、遮光生地だと光漏れは特に気になります。

シェードの取付方法はふたつ
シェード正面取り付け
カーテンもなのですが、基本的には窓を覆うように取り付けします。覆うようにというのは、窓よりも大きく縫製して取り付けすることです。正面付けとは、シェードを窓枠の外側、壁面に取り付けて、窓全体を覆う方法です。窓枠よりも大きめにシェードを製作し、窓のまわりに設置します。
特徴
- 窓枠全体やさらに広い範囲をカバーできる
- シェードを上げたときの生地のたまり(たたみ代)を窓の外側や上部に逃がせる
- 窓を大きく見せる効果がある2
- 壁に穴を開けて取り付ける必要がある

シェード枠内付け
最近は、シンプルでスッキリとしたスタイルが好まれる傾向があります。枠内付けとは、シェードを窓枠の内側、天井部分に取り付けて、窓枠の中にすっきり収める方法です。
特徴
- 窓枠内にぴったりと納まり、すっきりした見た目
- 窓まわりの出っ張りがなく、家具や建具、エアコンなどと干渉しにくい
- 窓枠内に十分なスペースが必要
- シェードを上げたときの生地のたまりが窓枠内上部に残る

どちらの取付方法にも一長一短があり、設置場所や目的(遮光性重視・見た目重視・スペースの都合など)によって選ぶのがポイントとなります。
掃き出し窓や頻繁に出入りする窓には正面付け、すっきり見せたい小窓や家具が近い窓には枠内付けがよく選ばれます。
まとめ
正面付けは遮光性や窓を大きく見せたい場合に、枠内付けはすっきり感や省スペースを重視したい場合におすすめです。設置場所や用途に応じて最適な方法を選びましょう。