カーテンレールの取り付け位置|正面付けと天井付けの失敗事例と取り付け相談のコツ【ヴェスタショップ】
カーテンレールを取り付けるときは、窓枠の上部や壁に付ける「正面付け」と、窓枠の中や天井に付ける「天井付け」の2パターンがあります。
どちらを選ぶかによって、カーテンの見え方や光漏れ、使い勝手が大きく変わります。
この記事では、正面付けと天井付けそれぞれのメリット・デメリットと、窓まわりの条件に合わせた選び方のポイントをご紹介します。
正面付けと天井付けの違いと、それぞれメリット・デメリット
どちらの取り付け方法を選ぶかは、それぞれのメリットとデメリットを比較検討して、自分のニーズに合った方を選ぶのがおすすめです。
正面付け3つのメリット
正面付けは、窓枠の上部や壁にカーテンレールを取り付ける方法です。この方法のメリットは、以下の3つです。
- 装飾カーテンレールを楽しめる
アイアンや木製など、カーテンレール自体のデザインを選べます。レールを見せる前提なので、レールとカーテンをセットでコーディネートしやすいのが特徴です。 - 光漏れを抑えやすい
窓枠より外側にレールを付けることで、カーテンが窓全体をしっかり覆います。隙間からの光漏れを減らせるので、寝室やリビングのテレビまわりなど、暗さを確保したい場所に向いています。 - 窓を大きく見せられる
レールを窓枠より高め・広めに付けると、実際の窓より「一回り大きく」見せることができます。天井が高く感じられ、部屋全体の印象も明るく、のびやかになります。
正面付け2つのデメリット
- カーテンレールが目立ちます。カーテンレールが窓枠や壁に露出するため、カーテンレール自体がインテリアの一部となります。そのため、カーテンレールの見た目にこだわる必要があります。また、カーテンレールが汚れたり傷ついたりすると、目につきやすくなります。
- 壁に穴を開ける必要があります。カーテンレールを壁に取り付けるため、壁に穴を開ける必要があります。これは、壁の素材や下地によってはできない場合や、賃貸物件の場合は許可が必要な場合があります。また、カーテンレールを取り外すときには、壁の穴を埋めたり、塗装したりする必要があります。

天井付け3つのメリット
天井付けには、
- 天井そのものに付ける方法
- 窓枠の内側(枠内)に付ける方法
の2パターンがあります。
主なメリットは次の3つです。
- カーテンレールを目立たせずにすっきり見せられる
カーテンボックスの中や天井面にレールを付けると、正面からレールがほとんど見えません。レールの色や形よりも、カーテンの生地感やラインを重視したいときに向いています。 - 窓まわりのスペースを有効に使える(枠内天付け)
窓枠の中にレールを付ける「枠内天付け」にすると、窓まわりの出っ張りが少なくなります。近くにエアコンやクローゼットの扉がある場合でも干渉しにくく、家具もレールをよけずに配置しやすくなります。 - 天井の高さを活かした演出ができる(天井付け)
レールを天井付けにして、天井から床までの丈でカーテンを作ると、縦のラインが強調されて、天井が高く感じられます。カーテンのドレープも大きくなり、ホテルライクな雰囲気を出したいときにもおすすめです。
天井付け3つのデメリット
- 装飾カーテンレールは使えません。
- 窓枠内付けは、どうしてもサイドから光が漏れやすくなります。特に寝室など「しっかり暗くしたい部屋」には不向きな場合があります。
- 天井付けの場合、カーテン丈が長くなるぶん、生地の使用量が増え、価格も高くなりがちです。

取り付け方法のイメージから選ぶ

カーテンレールの取り付け位置には、
① 正面付け
② 枠内天井付け
③ 天井付け
の3種類があります。
それぞれ、こんなイメージで考えると選びやすくなります。
① 正面付け
- 装飾レールを見せて楽しみたい
- 窓全体を覆って光漏れを減らしたい
→ デザイン性と機能性を両立させたい方に向いています。
② 枠内天井付け
- 窓まわりをすっきりさせたい
- 近くにエアコンや扉など、干渉しそうなものがある
→ 出幅を抑えたいときに便利ですが、光漏れは出やすくなります。
③ 天井付け
- 天井の高さを強調したい
- 床までのロング丈でホテルのような雰囲気にしたい
→ 仕上がりは華やかですが、カーテンサイズが大きくなるぶん、価格は高めになります。
お部屋の条件と、重視したいポイント(見た目・光漏れ・使い勝手など)を整理してから選ぶと、後悔が少なくなります。
装飾カーテンレールは正面付け
カーテンレールの場合、装飾カーテンレールは正面付けになります。そもそも装飾カーテンレールは見せるタイプなので窓の上に取り付けします。機能性カーテンレールも通常は正面付けが多いです。窓枠内の上5㎝程度上のカーテンレール用の木下地があるところにビスを打つことになります。装飾カーテンレールで窓枠のもっと上に取り付けしたい場合は予め取り付けしたいところに木下地を用意してもらう必要があります。

正面付けと天井付けの併用パターン
正面と枠内にカーテン
カーテンレールの場合、通常は正面付けでドレープとレースの二重吊りにする場合はレールを2本、壁面に付けますが、クローゼットの扉などに干渉する場合などはドレープの1本を正面付けに、レースの1本を枠内天井付けにするという方法もあります。1本正面付けの方が出幅が少ないので干渉をかわすことができます。

正面付けカーテンと枠内付けのメカ
メカ物を枠内天井付けにして、正面にカーテンを取り付けするということもあります。

正面付けのメカと枠内付けのカーテン
正面にシェードを取り付けして、枠内にレースカーテンを取り付けするというパターンもあります。

カーテンレールはカーテンを掛ける重要なアイテムです。デザインはもちろんですが、使い勝手や取り付け可能がどうかなど検討することが色々ありますので、迷ったらヴェスタショップにお問い合わせください。経験豊富なスタッフがお手伝いいたします。




